結局最後に笑うのは伊勢正三だろう
なかなか福島市でのコンサートは無いので、やっと地元に来てくれたかの感じです。
放浪者からの視点で読み解く伊勢正三
こんばんは。
顔に出現した「おでき」も、おかげさまでかなり良くなりまして
お医者さん&薬のパワーに感謝です
最近は、なんだかいっきに暖かくなりました
今週は、北海道が日本で1番暑かった日もあったようで
ま、朝と夜しか外に出ないし、自分が住んでいる地域は夏でもそれほど気温が
上がらないことが多いので、あまり実感するほどではないのですが
とはいえ、最近急に湿気が増えてきた気が
ついこの前まで、乾燥する季節で嫌だなーと思っていたはずなんですけどね…
月日が経つのは早いです
そんなこんなで6月にIN。
6月最初の土曜日は、東京で馬場俊英さんのライブに行き、青い風に吹かれてきました
『馬場俊英 ACOUSTIC CONCERT 2018 ~青い風の招待状』
今回のライブツアー、仕事の状況的なものもあって行くかどうか相当悩んで。
でも、バイオリンとチェロも加わった、アコースティックバージョンのライブを、
どうしても聴いてみたくて
東京のライブに行くことを決意
本当は日帰りできるのが理想だったけど、開始時刻的に無理だったので東京に一泊。
東京でのアレコレはまた別の機会に書くとして、今日は馬場さんライブの思い出を
以下、ネタバレ含みますので見たくない方はお気を付けください
今回の会場は、『めぐろパーシモンホール』。
目黒って行ったことあったかなーと思いつつ、最寄り駅の都立大学駅に向かおうと
中目黒駅で電車を乗り換えたつもりが、気付くと都立大学駅を過ぎていて
たぶん、各駅停車に乗らなくては行けないところを快速に乗ってしまったようで
慌てて降りて、反対方向の電車に乗りましたとさ
というか、そもそも、地下鉄に乗って中目黒駅まで行ったのに、
地下鉄が地上に出て、そして地下鉄から降りたのと同じホームで電車に乗り換えるとか
もう衝撃でした(笑)
都会ってすごい、というか、色々、謎…
何はともあれ、時間に余裕を持っていたので遅れる心配もせずに、
無事に都立大学駅にたどり着くことができました…
駅に着くと、青いものを身に付けた方や、服装に青を取り入れている方がいらっしゃって。
ライブツアーのタイトル、『青い風の招待状』ですからね(笑)
そんな自分も、服装には青、というかネイビー色を取り入れておりました(笑)
そして、青を取り入れた方々とぞろぞろとライブ会場へ。
ライブに行き慣れている人だと当たり前なのかもしれませんが、
全然見ず知らずの人たちと、好きな歌手のライブに行くという同じ目的で、
同じ場所に向かってぞろぞろと歩いていくのって、なんか面白いですよね(笑)
もちろん、見ず知らずの人なので話しかけたりはしませんが、謎の一体感が(自分だけ?)
会場に到着。席は2階席。
2階席は、列ごとにかなり急勾配になっていて。
前の席の方に視界を遮られることなく、ステージ全体を見渡すことができました。
視力があまり良くないのもあって、あまりはっきりと出演者の表情までは
見られませんでしたけどね
開演10分前くらいから、スクリーンにうつった馬場さんの様々な写真と共に
4月に出た新曲『明日のほうだよ』が流れて
しばし聞き入りました
そして開演予定時間から5分遅れて開演
以下、全曲ではないですが、感想を書きたいと思います
最初は馬場さん一人で弾き語り。
1曲目は『ブルーバード~僕は夢の影のように』。
約3ヶ月前の仙台ライブでも聞いたけれど、やっぱりいい曲
2曲目は、『明日に咲く花』。
歌う前の馬場さんのMCで、「この曲は最近のライブでは毎回歌っていて」と。
たしかにね、この曲も仙台ライブで聞きました(笑)
そして、園芸の話へ。馬場さん、「待望の趣味ができた」とのことで、良かったです(笑)
いやー、でも、自分も子供の時はそれほど花とか興味なかったのですが、
社会人になってから、すごく花とか、自然の風景とかが好きになって。
年齢を重ねると(って自分はまだ馬場さんの年にはおよびませんが)、
植物が好きになったりするものなんですかねぇ
そして馬場さん、「最近、花が咲く瞬間を見たんですよ、2時間くらいかけて(笑)」と。
「なので花が咲く瞬間がフレッシュに頭にイメージできている状態で歌います」みたいな
感じでおしゃべりした後に歌ってくださって。
『明日に咲く花』やっぱり良い曲です
そして次にギターのBABIさん登場
BABIさんとは苗字が同じだけれど、馬場さんが、
「馬場という苗字は自分の方が元である感覚だった」みたいなお話をされて。
たしかに、その感覚わからなくもないかな、と一人で思ったり(笑)
自分も、いとことか、同じ苗字で、たまに会うと「え?あ、そうだよね…」みたいになるし(笑)
そんなこんなでBABIさんとギター2本で『多摩川土手~君へのメッセージ』
いやぁ、当たり前かもですが、ギター1本と2本では全然音の雰囲気が違うなぁ、
と思って感動 ギター×ギター、良いですねぇ
BABIさんとの2人での演奏聞いたのは、2年前に初めて行った札幌での馬場さんライブの時以来だったのかなぁ。
ここからは、ピアノの五十嵐さんとバイオリンの今野さんを呼んでの演奏。
五十嵐さん、体調不良で前回公演はお休みされていたようですが、復活して何よりです
次の曲は、『ラストフライト』。
この曲で、かなりしびれました。
ライブでは初めて聞いた曲で、普段もそれほど思い入れなく聞いていた曲。
歌う前には、「いつも誰かのために忙しく動いている毎日かもしれないけど、
自分のための時間も大切にしてほしい」みたいなことをおっしゃっていて。
あ、そういう曲だったのかーと、初めて知る(笑)
そして、曲が始まって、歌詞がスクリーンに(今回は全曲歌詞がスクリーンに出てました)。
最初の「誰よりも早くフロアーに着いて いちばん最後に家路につく」という歌詞、
私はずっと、「フロアー」の部分が「風呂」がなんたらかんたら、
と歌っているのだと思っていて(笑)
いやぁ、自分の勘違いのひどさに衝撃でした(笑)
とまぁ、それは置いておいて、ステキな音色と歌声で、なんだかとっても響いた1曲でした
ライブは進み、「街路樹の街の物語」コーナーということで、
「連続で何曲か歌います」とのこと。
「誰にも見られていないようなときでも、街路樹は君を見つめているよ」というような、
去年発売したアルバムで届けたかった想いをあらためて語ってくださって。
そして、曲間の拍手はいりません、ときちんと説明し、いよいよ曲が始まるか、と思った
ところでBABIさんが馬場さんに話しかけました
なんと、馬場さん、チェロの菅野さんを呼びこむのをすっかり忘れていたようで(笑)
BABIさん、「引っ張っているのか、本当に忘れているのかわからなかった」と。
BABIさんドキドキしながら馬場さんの言動を見守っていたんだろうなーと想像(笑)
そして無事に菅野さんも登場し、街路樹の街の物語がスタート。
連続で5曲、曲間には雑踏の音が流れて。
とっても良かったです
語彙力がなくて感動をうまく表せませんが、アコースティックのアレンジ、
ストリングスの音色、すごく、贅沢な気分でした
イントロのピアノのアレンジでは、どの曲が歌われるのか全然わからないんだけど、
なんだかもうすごくステキな旋律で。
五十嵐さんすごいっす
『右と左の補助輪』で、周りからもすすり泣きの声が聞こえてきて。
『スタートライン~新しい風』では、自分もうるうるしました。
何度も聞いている曲で、ライブでも聞いたことがある曲。
そして、特別心に何かを思い出しているわけでもないんだけれど、不思議と涙が。
馬場さんの曲は、心の奥底にある何かの琴線にふれるのでしょうねぇ
街路樹の街の物語の後は、新曲の『明日のほうだよ』をはさんで、
東京公演のスペシャルゲストである伊勢正三さんが登場
伊勢正三さんのこと、たぶん、馬場さんと出逢わなかったら、知ることもなかっただろうな、と
思ったりして
もちろん、「なごり雪」は知っているのですが、イルカさんが歌っている方がテレビではよく
見かけますしね。
馬場さんが口にされているので、かぐや姫のメンバーだということはなんとなく知っていて。
あと、馬場さんは「風」という単語も発するのですが、風がなんなのかわかっていなくて
数日前に、Wikipediaで調べて、風というフォークデュオがあって、伊勢さんがそのメンバー
であった、ということを理解しました(笑)
そんな伊勢さんと馬場さんとのトークは、とっても楽しかったです
伊勢さん、トークがもう自由人(笑)
馬場さんが野球ネタを話し始めると、馬場さんの曲『スーパーオーディナリー』の歌詞に
かこつけて、『選手が全員入れ替わっちゃうんでしょ?』と突然ぶっこんできたり(笑)
そして、馬場さんが話すことに「え?」ってなって、必死に説明する馬場さん(笑)
きちんとわかってもらおうと説明する馬場さん、さすがだな、って思って。
自分なら、まぁいいや、とあきらめるかも(笑)
伊勢さんとの最初の曲は、『22才の別れ』。
なんとなーく、聞いたことがあるかなぁ、というメロディーで。
次の曲は、『ささやかなこの人生』。
なんとなーく、サビは聞いたことがあるかなぁという程度で、フルで聞いたのはたぶん初めて。
この曲が、とっても良くて
演奏する前に、伊勢さんが、「馬場くんっぽい曲だから一緒に歌おう」って言って
ほとんど2人で歌ってくださったのですが、本当に、馬場さんっぽい曲だなと思ったりして。
爽やかなメロディーなんだけど、ちょっと切なくて。
サビのところで手拍子のリズムが突然変わって「おっ」ってなりました(笑)
観客の皆さん、さすがですね
ライブ終わってからも、この曲はYouTubeでオリジナルをちょくちょく聞いております
良い曲~
そして、伊勢さんのギターテクがすごかった
熱のあるギタープレイに、おぉーって感じでしたよ、ホント
伊勢さんとの次の曲は『海風』で。
なんかもうこの曲は全く聞いたことがなかったけれど、とにかくギターはすごかったです
最後に『なごり雪』を歌って、伊勢さんコーナー終了。
20周年ライブの時に歌っていた馬場さんと伊勢さんとの共作曲『幸せの坂道』をDVDで見て
好きになったので、その曲が歌われることを期待していたのですが、なくて残念でした
そういえば、伊勢さん登場シーンでは、伊勢さんが加山雄三さんと最近共演した、
というような話題もあって。
加山さんが元気なのは「セサミン」の効果なのか、という話に(笑)
月曜日のお昼に食堂でご飯を食べている時に、ごまが入ったメニューを食べながらそれを
突然思い出して、1人でニヤニヤしそうになりました(笑)
「なんか感動的な良い話だなーと思って見ていたらテレビショッピングの長いCMだった」
みたいなことあるんですよね~という馬場さんの話もなんだか微笑ましかったです
それと、フリーダムなトークをくり出す伊勢さんのお話で面白かったのは、
馬場さんの新曲『明日のほうだよ』の「ほう」について。
伊勢さん、「馬場くんってやっぱり若いよねー、最近の若者は「コーヒーのほうにしますか?」とか言うじゃない」と発言。
たしかに最近、若者言葉、バイト言葉の「ほう」はありますけどね、
馬場さんの新曲は、「方向を指し示す」という正しい「ほう」の使い方だと思いますよ(笑)
ま、伊勢さんも本気か冗談で言ったのかはよくわかりませんが、
馬場さんは今後ネタとして使わせてもらう、と言っていました(笑)
それと、伊勢さんと馬場さんとのトークの中で印象に残ったこと。
伊勢さんが、「馬場くんの曲って空を見上げようとか、遠くを見るんだよとか、優しい言葉を
歌っているけれど、根本的な解決にはならないよね」っとおっしゃって。
ま、これも本気で言っているのか冗談なのかはよくわかりませんが(笑)
それに対して馬場さん、「受け取り方は人それぞれですから」と、けっこう本気で言葉を
返していた気がして。
たしかにね、根本的な解決にはならないと思う人もいるかもしれないけれど、
そういう優しい言葉で、心を落ち着けて、もう一度前を向けるならば、それは解決に
近付いているのではないかと、私は個人的には思っていて。
馬場さんの曲を聞くようになってよく思うことですが、
「キレイごとかよ、けっ」みたいにキレイごとを嫌う人もいるけれど、
夢とか希望とか、キレイごとがなければ、物事は始まらないよなぁって。
(キレイごとの捉え方も人それぞれで一概には言えないかもですが)
愚痴よりも、夢や希望、楽しみを語る人間でありたいものです
そして本編ラストは『スニーカードリーマー』と『オセロゲーム』。
今回のライブツアー、ネタバレなしで行くつもりだったけど、スタッフさんのブログの写真で
『スニーカードリーマー』の歌詞がスクリーンに出ているところの写真が掲載されていたので
この曲は歌われるんだろうなーと予想済み(笑)
この曲は…、やっぱり名曲です
そしてアンコール
ツアータイトルにもなっている、『青い風の招待状』も良かったですが、
馬場さん一人での『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はすごかった。
謎に泣けてきました。
「ギター!」と言って、おなじみのギターのメロディー(たぶん)を口で歌っていて。
手拍子もピースもなく、静かに聞き入るこの曲、大変沁みました
終演後にいただいた、セットリストが書かれた紙の色が、黄色でビックリ
今までいただいたことがあるのは全て白い紙。
東京がちょっとスペシャルな公演だったからなのでしょうか。
わかりませんが(笑)
そんなこんなで、とっても癒された、良いライブでした
行って良かった
何事もなく、無事に行って帰って来られたことにも感謝
馬場さんの秋のライブツアーも全貌が発表されて。
相変わらず、北海道公演はありません(笑)
まぁ、色々事情もあるんですかね
希望は捨てず、気長に北海道公演も待ちたいと思います。
そして、いつになるかはわかりませんが、またどこかの会場でライブに参加できる日を
楽しみに、日々を頑張りたいと思います
お読みいただきありがとうございました(*^▽^*)

伊勢正三 関連ツイート
題「とぎれたメロディ」
作詞作曲歌-紀信之
参考-椎名林檎さん、萬葉集挽歌
亡くなった「船戸結愛ちゃん」に捧げます
オマケ曲
題「22才の別れ」
作詞作曲-伊勢正三さん(かぐや姫)
船戸結愛ちゃんのご冥福を心からお… https://t.co/5GCSlALCv4